【NFTプロジェクト紹介】ファッション x NFT(物理アイテムとデジタルアイテム)
第3弾の今回は、1つのプロジェクトをご紹介するのではなく、1つのテーマに沿って色々なプロジェクトをご紹介しようと思います。
何をテーマにしようかなと考えながらネットの海を彷徨っていると、やたら目についたのがクリスマスのギフト関連の広告でした。(誰かキラキラした金属でできたものを私にください)
この先クリスマスがあってそれが終わったら歳末セール、さらにその先には新春初売りセール(新春まであとたった半月、、)が続いて、と物欲が刺激に刺激されるシーズンだなあ、お洋服買いたいなあ、と妄想が膨らみましたので、今回のテーマはファッションにしたいと思います。
やはり話題として目立つのは、ハイブランド x NFTですね。
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)は、ルイ・ヴィトンの生誕200年を記念して「LOUIS THE GAME」というスマホゲームをリリースして、ゲームのプレイヤーに抽選で、3種類 x 発行枚数10枚で合計30枚のNFTポストカードが当たるキャンペーンを行いました。
Tiffany & Co.(ティファニー)は、NFTiffというデジタルパスのNFTを250枚発行し、20分で完売して総額1,250 万ドル以上の売上となったそうです。
NFTiffとをCryptoPunksホルダーが購入することで、保有しているCryptoPunksと同じビジュアルの物理ペンダントをジュエリーデザインにして引き換えることができるデジタルパスになっています。引き換えは2022年8月12日までで、2023 年初頭に出荷される予定です。
物理的なアイテムと引き換えできるプロジェクトとしては、ナイキ傘下のRTFKT(アーティファクト)が、1万9,000足の限定生産となる現物スニーカーと引き換え可能なNFTとして「Cryptokicks iRL」を販売。
ただし購入できるのは、2023年5月予定で発送される実際のスニーカーを米国内で受け取り可能なユーザーに限定されるそうです。
全4色のスニーカーは、自動の靴紐(バックトゥーザ・フューチャーのあれですね)、カスタム機能を搭載したライト、Bluetoothとのペアリング、歩行検知、触覚フィードバック、ワイヤレス充電機能などが搭載されていて、NFTと現物のスニーカーはNFCチップで紐づけて認証することが可能だったり
今後スニーカー所有者向けに「move-to-earn」(動いて稼ぐ)チャレンジやイベントの開催が予定していたりするそうです。
さらにGap(ギャップ)では、ニューヨークを拠点とするグラフィックアーティスト、ブランドン・サインの「Frank Ape」との限定コラボで、Common、Rare、Epic、One of a Kindの4種類のカテゴリーからなる、NFTの内、CommonとRareのデジタルアートを購入すれば、実物を入手できます。
最後はいままでご紹介したプロジェクトとは逆に、物理的なアイテムを購入するとNFTも手に入るパターン。
建物が世界のデザインアワードの11冠を達成した未来コンビニの店頭で販売中の「アワード受賞記念オリジナルTシャツ/オリジナルパッケージ」を購入すると、FanTopでNFTが受け取れて、建物デジタル3Dモデルを鑑賞することができるそうです。
ご紹介した以外にも様々なプロジェクトがありましたが、NFTを購入したあとに物理的なアイテムを手に入れるパターンの方が、物理的なアイテムにNFTがついてくるというパターンより多かったような印象があります。
NFTを先に購入するパターンだと、Webでのプロモーションページから購入までの導線がスムーズだったり、仮想通貨を使っての販売ができるのがメリットなのでしょうか。(店頭で仮想通貨が使えるお店って日本国内にありますか?)
ハイブランドが第2弾、3弾でどんなプロジェクトを出してくるのか楽しみに見ていきたいと思います。